メキシコ政府は世界最悪の肥満と糖尿病の蔓延に取り組むため、メキシコ全土の学校でのジャンクフード禁止令を3月29日土曜日に施行しました


何世代にもわたってメキシコの学童たちの定番となっている塩辛くて甘い加工食品(砂糖入りのフルーツドリンク、包装されたチップス、人工豚皮、大豆で包まれたチリ風味のピーナッツなど)を政府は問題視しています。
各国政府が世界的な肥満の蔓延を食い止めようと奮闘する中、メキシコが取り組む食文化を改革し、次世代の消費者を育成するという野心的な試みを、世界は注目しています。


ユニセフによると、メキシコの子供はラテンアメリカのどの国よりもジャンクフードを多く消費しており、同国における子供の肥満の蔓延は緊急事態とみなされています。ユニセフの報告によると、砂糖の入った飲み物と高度に加工された食品は、子供が1日に摂取する総カロリーの40%を占めているのです。
メキシコ政府のジャンクフード禁止令では、学校に対し、豆のタコスなどジャンクフードよりも栄養価の高い代替品の提供や、普通の飲料水の提供も義務付けられています

