枝にもるあさひの かげのすくなきに すずしさふかき 竹の奥かな 京極為兼
杏あまさうな 人は睡むさうな 室生犀星
草わかば 色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく 寝て削るなり
勝地はもとより定まれる主なし おほむね山は山を愛する人に属す 白居易
面影ばかりのこし あずまのかたへくだりし人の名は しらゞといふまじ 閑吟集
うらうらに 照れる春日に雲雀あがり情悲しも 独りおもへば 大伴家持
春の鳶 寄りわかれては 高みつつ 飯田龍太
行春や 鳥鳴 魚の目は泪 松尾芭蕉
こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ 石川啄木
草間彌生
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