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スイスのスタートアップが開発した家庭向け地熱発電ロボット

オランダ・スタートアップ情報thenextweb1/17

スイスのスタートアップ企業Boroboticsは、「世界最強のワームworm(ミミズ?)」と呼ばれる自律型掘削ロボットを開発しました。


この掘削ロボットは、業界によくあるディーゼル駆動の掘削機とは異なり、家庭用の電源コンセントで静かに穴を掘りますから、小さな庭、駐車場、さらには地下室などでも使えて、裏庭を自家用地熱エネルギー源として活用できるようになります。

スタートアップ企業Boroboticsは、このロボットを親しみをこめて絵本キャラクターのモグラの名前Grabowskiと呼びます。Grabowskiは、幅わずか 13.5 センチ、長さ 2.8 メートルです。


Boroboticsは、急増する地熱ヒートポンプの需要を取り込みたいと考えている。これらの装置は、地下のパイプのネットワークを使用して、地下から地上の建物に熱を伝達する。適切な条件下では、エアコンとしても機能するのです

建物の冷暖房は世界のエネルギー消費量の半分を占めており、その大部分は天然ガスなどの化石燃料の燃焼によるものです。 

地熱ヒートポンプは、熱や冷気を移動するために化石燃料の代わりに電気を使用します。同等のガスボイラーよりも最大3 倍も効率的です

EUは排出量削減のため、2023年から2030年の間に4,300万台の新しいヒートポンプを設置することを約束しています。

地熱発電への関心は、デンマークでは、地熱技術の新興企業への資金提供を専門とする世界初のベンチャーキャピタルとしてアンダーグラウンドベンチャーズが起業しました

2024年末に、国際エネルギー機関(IEA)は10年以上ぶりに地熱エネルギーに関する報告書を発表した。報告書の中でIEAは、地熱エネルギーが現在の世界のエネルギー需要は現在の1%から 2050年までに15%まで増加できると予測しています

 

ドイツ 長期的に考えるとインフルエンサーは、ヒトよりAIインフルエンサーの方がコストが安い

ドイツ・スタートアップ情報gruender1/20

インフルエンサーを取り巻く誇大広告について知っておくべきことがあります

AIインフルエンサーは、人工知能を使用して作成および操作される完全なデジタルフィギュアです。さまざまなソーシャル ネットワークに出演し、実際の人々からのものであるかのように対話したり、コンテンツを作成したりできます。ドイツで有名なAIインフルエンサーは Luna Kivicです

インフルエンサー マーケティングは活況を呈していますが、高額な手数料や予期せぬスキャンダルにより、本物のインフルエンサーは困難を強いられることがよくあります。ここで AI インフルエンサーが活躍します。これは、休憩を取らず、わずかな費用で働くデジタル パーソナリティです。

1:AIインフルエンサーは人件費がかかりません。

2:24時間いつでも可能です。

3:ブランドに忠実で、スキャンダルもありません。

4:コンテンツ製作は安く、ドイツではDALL・EやMidJourneyなどの AI ツールを使用することで、ブランドは高価な撮影や撮影を企画することなく、AIインフルエンサーの高品質の画像やビデオを作成できます。


5:複数の言語で同時に操作できるため、国際的なキャンペーンを簡単に実施できます。

:6: インフルエンサーの外観、性格、価値観は、現在のブランドのニーズに合わせていつでも調整できます。

AIインフルエンサーで考えられるデメリットは、

1:本物のインフルエンサーの特徴である人間味が欠けています。

2:要件が複雑な場合、製作費用がかかる可能性があります。

3:成功は、使用されるテクノロジーアルゴリズムの品質に大きく依存します。

 

アメリカ ボブ・ディランのヒット曲「ミスター・タンバリン・マン」の歌詞草稿が約8000万円で落札されました

アメリカAP通信1/20

ディランの写真、楽譜、ギター、鉛筆画、ノーベル文学賞受賞者が描いた油絵など、約60点のディラン関連の品々が1月18日土曜日、テネシー州ナッシュビルのジュリアンズ・オークションで売却されました。


ディランの曲「ミスター・タンバリン・マン」の歌詞草稿が、約8000万円で落札されました。

1965年の曲の3つの草稿を網羅したタイプライターで打たれた歌詞は、2枚の黄色い紙に書かれており、3番目の草稿にはディランの注釈が付けられていました。


ディランは1973年の新聞記事を引用して、ニュージャージー州のジャーナリストの自宅で歌詞の原案を書いたといいます

ディランは「タバコの煙が渦巻く中、白い朝食用カウンターの前にポータブルタイプライターを持って座り、骨ばった長い爪の指でコピー用紙に言葉を打ち込んでいた」といわれています

 

ウクライナ イギリスはウクライナと100年協定を結びました

アメリカビジネス情報IBT1/16

イギリスの首相は、ウクライナとの100年協定を結ぶために1月16日ウクライナ訪問を実行しました。これはイギリスが労働党政権になってはじめてのことです。


これはアメリカのトランプ復帰前に、実施されました

イギリス首相訪問時にもロシアからのミサイル、ドローン攻撃がありました

トランプ大統領の復帰を前に、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同盟国との会談を次々と行っています


イギリスとウクライナ
100年協定には、ロシアが占領したウクライナ地域から輸出した穀物の位置を特定するシステムを導入するとともに、ドローンなどの防衛・戦場技術で両者が協力することも約束しています。

トランプ大統領は以前、1日以内に戦争を終わらせると誓っており、トランプ側近らはウクライナに対するアメリカの支援の代わりにウクライナ領土をロシアに譲歩を迫る考えです

 

アメリカで行われている障害のある科学者達の現地視察

アメリカAP通信1/18

カリフォルニア州サンバーナーディーノの急勾配で舗装されていない道を、科学者や学生の一団が歩いて行けない人のために杖や手引きを使いながら慎重に進んで行きます


この一団には、視覚、聴覚、運動障害を持つ科学者も含まれています。彼らは障害のある地質学者と支援者たちです

この障害のある地質学者による現地視察は、国際地質科学多様性協会が開催しているアクセス可能な現地視察です

アメリカ科学財団の2021年のデータによると、障害者は科学、技術、工学、数学の分野の労働力の約3%を占めています。

1990年に可決されたアメリカ障害者法は、スロープや車椅子で通行可能な通路など、新しい建物や研究室に対する最低限の規制を定めていますが、障害を持つ科学者たちは今でも研究室で働いたり安全に研究したりすることはできないと言われています


車椅子を使用するセントラル・コネチカット州立大学の研究者は、ドローン映像で湖を観察し、ポケットレンズを使って他の参加者が持ち帰った岩石を調べます。物理的にそこに行けなくても、誰もがその景色を眺めることができました。

視力障害を持つ神経発達障害の研究者は、岩の色や形を音声で説明する人工知能アプリを使って岩をスキャンします

研究者は「自然には本来、アクセスできるものではありません」「自然には、私たちが望むような傾斜路や、そのようなものはありません。しかし、地球科学者である私たちが、物事を真にオープンにできる回避策や方法は数多くあります。」

この企画主催者は「他の人のようにできないからといって、できないというわけではない」といいます

 

中国のスターリンク天通衛星

オーストラリア・テック情報newatlas1/16

2024年1月8日、イーロン・マスク氏の会社は、携帯電話への直接接続機能を備えたスターリンク衛星とT-Mobileのネットワークスペクトルを使用して、一般的なスマホで地球と宇宙の間で初のテキストメッセージを送受信することに成功しました。


現在、中国には同じ技術がありますが、おそらくそれよりも少し優れているでしょう。中国の天通とイーロンのスターリンクが利用する技術とはまったく異なります。

中国の天通衛星プロジェクトは、スマホに衛星アンテナを統合し、衛星直接通話が可能な世界初のスマートフォンの開発に成功しました。

中国は2008年の四川大地震を契機に、災害時でも通信を維持できる手段として天通プロジェクトを立ち上げました。


天通衛星はすべて、地球から約 36,000 km上空の静止軌道上にあり、一定の場所に留まっています。このため、1 つの衛星で広大な土地、つまり国や地域全体をカバーできます。しかし、
衛星は静止しているものの、 36,000 kmと非常に遠く、月までの距離の約10分の1にあたる距離にあるのです


スターリンクは高度320kmから2,000kmの低軌道で運用されており、同じ範囲をカバーするには数千の衛星が必要なのです。スターリンクは、低軌道なため天候による干渉の影響を受けやすくなります

しかし、天通衛星はまだ800 bps で、信じられないほど遅いです。現代の 5G 信号は最大 100 億 bps (10 Gbps) で、天通衛星の 1,250 万の速さです。

 

オランダでは、警察への精神疾患問題通報が15万件になりました

オランダ新聞dutchnews1/16

オランダ国家警察が1月16日木曜日に発表した年次統計によると、2024年、精神疾患を持つ人々によって引き起こされた問題の通報が警察に約15万件記録され、2023年より6%増加していました。


警察によれば、メンタルヘルス関連の出動件数はここ数年着実に増加しており、軽微な事件だけでなく深刻な事件も含まれているといいます

警察の統計によると、窃盗事件の件数もわずかに減少し、22,305件です。これは2013年の合計92,000件の4分の1以下だ。スリ事件は24%減少しています。

しかし、爆発物を使った企業施設や個人宅への攻撃件数は急増しており、2023年の901件から2024年には1,244件に増加しているのです


この状況にたいして、警察官は介護従事者ではないため、現状は警察の時間を最も効果的に活用しているとは言えないと報告されています。

「こうした事件が起きないようにするには、支援とケアの提供にもっと重点を置く必要がある」と専門家は言います