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ドイツ ロシアのプロパガンダTikTokでドイツ軍将校がロシアのスパイになりました

アメリカ週刊誌NewsWeek4/29

ロシアのスパイ容疑で告発された男は54歳の陸軍大尉で、軍事技術施設で働いていて、何の見返りも受けずにボンのロシア領事館に機密文書の写真を共有した疑いで告発されています


ドイツの陸軍大尉は、ロシアのためにスパイすることに同意したとされるのとほぼ同じ時期に、親ロシア、移民反対を主張する極右ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のメンバーになっています

スパイ容疑の陸軍大尉はAfDと関係のある親ロシア派TikTokインフルエンサーをフォローした後、核戦争を懸念するようになったといいます。

スパイ容疑の陸軍大尉は、法廷で自身の行動に遺憾の意を表明し、検察側の主張は「ほぼ正確」であることを認め、当時「精神状態が悪い」状態にあったことを示唆したと伝えられています。


ドイツ軍での親ロシアスパイ事件としては、ドイツ対外情報機関の元職員カールステン・リンケ氏とロシア生まれの実業家アーサー・エラー氏が、昨年モスクワに国家機密を販売した罪で起訴されています

また、ロシア国営メディアは今年初め、ドイツ軍高官とされる人物がウクライナ戦争への懸念を話し合っている音声録音を公開し、明らかな情報漏れに対するNATO同盟諸国の警戒を招いています。