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イタリアでロシアのプロパガンダ映画が上演されています

フランス衛星ニュースeuronews1/10

ウクライナ紛争に関するロシアのプロパガンダ映画「ザ・ウィットネスThe Witness・証人」は、国民や当局者からの広範な非難にもかかわらず、イタリアで上演されています


映画の内容は、ベルギー人ヴァイオリニストがウクライナ戦争にまきこまれウクライナ軍の残虐さを体験し、この事実を世界に発信する、というものです

この映画は本質的に、ウクライナへの不法侵略を正当化するために使われたクレムリンの嘘の数々を2時間の戦争映画にパッケージ化したものです


この映画は、2023年8月にアメリカで公開されましたが、在米のロシア人は話題にならず失敗作であると考えられています

この映画は、伝統的にリベラルな都市ボローニャで、国際ホロコースト記念日と同じ1月27日の夜に上映される予定です。

主催は親ロシア団体ドンバス・イタリアと親クレムリンジャーナリスト達です

上映場所のヴィラ・パラディーゾと呼ばれる文化センターには多くの非難が寄せられています


ヴィラ・パラディーゾ文化センターによると、イベント中止の命令は、ウクライナ紛争について人々が「自由に情報を得る権利」を侵害するものであるという。市当局の要請に対し、ヴィラ・パラディーゾはこの映画の上映はいかなる法律にも違反していないと主張しています。

この映画の予告編は YouTube でブロックされています

ロシアは西側諸国でプロパガンダを増やしています。

イタリアでは、この映画のほかにもモデナ市でイタリア・ロシア協会による親ロシア宣伝イベントであるウクライナの都市マリウポリに関する会議が開かれます