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ヨーロッパ 夜の一人歩きが安全な国はどこですか2025

フランス衛星ニュースeuronews10/22

ヨーロッパで、夜間に一人で歩く際の安全性の高い国はどこでしょう?


アメリカの調査会社ギャラップGallup社によるThe Global Safety Report Gallup2025では、安全意識が最も高い上位10カ国のうち、ヨーロッパの国はノルウェー(91%)のみでした。

ヨーロッパ諸国の中では、デンマークコソボはともに89%でヨーロッパ内では、2番目に高い順位であり、世界ではそれぞれ11位と12位でした。

イタリアはヨーロッパで一番安全とおもっていますが、調査では安全に対する認識は60%で、ヨーロッパで最も低く、世界でも95位で、戦争で荒廃したウクライナ(62%)、ニカラグア(63%)、モーリタニア(64%)、ニジェール(67%)に次いでいます。


今回の調査で特徴的だったのは、世界的に都市の安全度、住民の安心度は過去10年間で13%の増加となっており、世界は過去10年間で13%の増加となっています。世界は今第二次世界大戦以降、かつてないほど多くの武力紛争を経験していますが、ギャラップの調査によると、かつてないほど多くの人々が、自分のコミュニティは安全だと感じていることが明らかになりました。

この調査では、世界で最も国民の安全意識が高い地域はアジア太平洋地域(79%)でした。西ヨーロッパは2位でした。

ロシアを除く旧ソ連諸国は、国民の安全性の認識が最も大きく伸び、71%に達しています。

アメリカは、安全に対する認識が低下した唯一の地域となっています(-4%)。

 

世界的に最も安全でないと感じている地域はラテンアメリカカリブ海地域(50%)です。

安全意識は男女格差があります。イタリア人男性の安全認識とイタリア人女性の安全認識の間には32ポイントの差があり、男性の76%が夜間の一人歩きが安全だと感じているのに対し、女性は44%でした。

また、国民の安全意識と実際のズレもあります。ドイツは世界平和度指数では世界第20位で安全なのに、国民の認識では34位なのです。

日本は80%と、安全な地域と認識されています。