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アメリカ イーロンマスクは利益急落したテスラの経営を優先すると発言

アメリカAP通信4/23

電気自動車メーカーのテスラが大幅な利益減少を報告したことを受け、イーロン・マスク氏はワシントンでの政府経費削減に費やす時間を減らし、テスラの経営にもっと時間をかけると、経済アナリストに伝えました。


4月22日、イーロン・マスク氏は経済アナリストに「政府効率化局の設立という主要な作業が完了した」ため、5月から「テスラに多くの時間を割く」と述べ、今後は「週に1、2日程度しか政府関連の仕事に割かない」とマスク氏は言ったそうです。

この発言で、テスラ株は5%以上上昇しましたが、年初来では依然として40%以上下落しています。第1四半期の利益が71%減少し、売上高も9%減少したと発表しています。アメリカでは他のEV車は好調です。

テスラは、米国車の大半を国内で生産しているため、トランプ政権の関税による影響は他の米国自動車メーカーに比べて小さいと述べています。しかし、完全に無傷というわけではありません。テスラは車両の一部の材料を海外から調達しており、今後は輸入税が課されることになります。テスラは、アメリカ国内での販売車数を公表していません



中国では、関税戦争と中国EV車競争激化で、テスラは今月初め、モデルSとモデルXの2つのモデルについて、中国本土の顧客からの受注を停止せざるを得なくなっています


テスラのキャッシュフローの多くは、自動車販売ではなく、排出ガス非対応メーカー(EV車がないジープ、クライスラーシトロエンなどの親会社ステランティスなど)に対して、テスラが持つ「排出ガス規制クレジット
regulatory credits」を販売するという副業の利益です