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フランス 特定のリズムで指をタップすると脳力が高まるという発見

オーストラリア・テック情報newatlas4/9

マルセイユ大学の研究者たちは、指タッピングによって脳の自然なリズムを整える「リズムプライミング効果」で、会話への「同調」が向上するということを研究していました


リズムに合わせて指をタップすることで、パーティーや混雑したカフェなど、騒がしい環境でも、誰かの話を聞き取り、理解できるようになるのです。

「リズムプライミング効果」の研究は、これまで言語理解における音楽や発達性言語障害(DLD)のある子どものセラピーなど、様々な伝達方法とその発話への影響が検討されてきました

リズムプライミングは、特定の状況下において、その後の自然な雑音下音声処理の効率を向上させます


中速のリズム(1秒あたり約2回のタップ)に合わせてタップした後、ノイズの多い文の理解度が、速い、遅い、またはタップなしの入門書と比べてはるかに高かったことを発見しました。これは「語彙」速度、つまり単語の速度で、音声とほぼ同等で、約1.8Hzでした。

声に出して発音する行為は脳のリスニング能力を向上させるようでした。ここでも、身体的な動きがリズムプライミングの重要な側面であることを示唆しています。