女性が家に閉じこもっていた時代19世紀に、水圧を利用した現代の食器洗い機につながる祖先を作り出したのは女性でした


虐待的なアルコール中毒者の夫に先立たれ、死後財産よりも借金の方が多かったJosephineは、水圧式食器洗い機アイデアを諦めることもできたのですが彼女は自分の機械の開発に集中したのです
開発で最も困難だったのは、共同開発者が男性だったことです。
当時未亡人の女性と男性との関係は(いまでもそうですが)ゴシップの種になりやすい時代でした


転機となったのは1893年のシカゴ万国博覧会(日本は宇治平等院鳳凰堂の2分の1の模型) でJosephineの食器洗い機は賞を受賞しただけでなく、2つのことで来場者を驚かせました。
一つは、女性によって生み出された革命的な発明であること、二つ目はシカゴ万国博覧会のレストランで実際に使用され毎日何万もの皿をリアルタイムで洗浄するために使用されたことです。


この食器洗い機は業務向けでしたので(日本で家庭用水圧式食器洗い機の発売は74年後の1960年です)、レストラン、ホテル、大学、病院などがすぐにその利点を理解し、急いでその装置を注文しました
Josephine Cochraneは1913年に亡くなっていますが、女性の起業家精神を阻む時代における女性の忍耐力の力強い例です。