ズキズキする膝や痛むすねほどランナーの足を止めるものはありません。
11月3日のTCSニューヨークシティマラソンを前に、ニューヨーク大学病院のスポーツ整形外科医師に、ランニング中によく起こる怪我の予防と治療方法についてお話を伺いました。
①「どうやって運動習慣を始めたらいいですか?」まず最初にすべきことは、主治医に相談して健康状態が十分であることを確認することです。ゆっくりと始め、徐々に増やしていくのがよいでしょう。
②「どのような靴を履けばいいのでしょうか」優れたクッション性が最も重要であり、骨、関節、軟部組織への衝撃を軽減するために、足の着地をソフトにします
③「最もよく見られる怪我は何ですか?」よく目にする怪我は、脛骨の内側の周囲に痛みと炎症を起こすシンスプリントです。次は腸脛靭帯症候群で、膝の外側に痛みが生じます。最後によく見られるのはアキレス腱炎です。
④「足が痛い場合はどうすればいいですか?」痛みがあるときは、休憩して休息し、アイシングするのが一番です。休息は、回復するために不可欠です。
⑤「ランナーはどうすれば怪我を避けることができるでしょうか?」ランナーが怪我を避けるために最も重要なことは、走る前にストレッチをすること、走っている間に十分な水分補給をすること、5分間のクールダウンをして心拍数を下げてから、筋肉が硬直しないように再度ストレッチをすることです。
⑥「ランニング中の怪我や回復に食事はどのような影響を与えるのでしょうか?」関節に有益な抗炎症作用を持つベリー類、大豆製品、キャノーラ油やオリーブ油、緑茶、オメガ3脂肪酸が豊富な食品を優先的に摂取しましょう。