アメリカ司法省は5月24日、FBI長官がおそらく世界最大規模と評した「911 S5」ボットネットの運営に関連して、35歳のユンヘ・ワンYunhe Wangの逮捕を発表したと報じました
このネットワークは、マルウェア感染させたコンピューターを使い世界的なネットワークを作り、約200カ国にまたがりボットネットに乗っ取られた1,900万台のWindowsコンピューターで構成され、米国だけで61万3,000台以上を使い、個人情報窃盗、児童搾取、パンデミック救済詐欺などの金融詐欺など、さまざまな犯罪行為に関係していました
Yunhe Wangからボットネットへのアクセス権を購入したサイバー犯罪者は、2014年以来、金融機関、クレジットカード発行会社、口座保有者、連邦融資プログラムから数千億円を盗みました
コロナ関連救済プログラムに対する詐欺被害は推定9,300億円です。侵害された IP アドレスからは、約 56 万件の失業保険の不正請求が発生しました
Yunhe Wangは民間のオンラインンサービスプロバイダーからリースした150台の専用サーバーを介してボットネットを管理していたとされます
Yunhe Wangは不正な利益を使ってアメリカ、中国、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦、そして投資により市民権を取得したセントクリストファー・ネイビスの21の不動産を取得していました
