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イタリアの学校では慢性的なトイレットペーパー不足が問題です

フランス衛星ニュースeuronews10/30

イタリアでは 16 歳までの生徒の学校教育が無料ですが、トイレットペーパー不足が問題です


イタリアの多くの学校では、トイレに向かう生徒は、忘れてはいけないものが 1 つあります。それは、自分のトイレット ペーパーです。トイレに着いてもトイレット ペーパーが見つからない可能性が高いためです。

イタリアの高校生たちのTikTokでは、多くの学校でトイレットペーパーが不足していることについて冗談を言い、たまにトイレットペーパーの出現を「滅多にないこと“once in a blue moon”」として祝っています。

生徒たちは、トイレに行くたびに用務員にトイレットペーパーを頼まなければならず、トイレットペーパー全部ではなく数枚しか割り当てられなかったと話しています

また「インフラは古くて崩壊しており、トイレには石鹸やトイレットペーパーがないこともよくあります」と投稿しています

2016年には、イタリアの小学校が資金不足のため子供たちにトイレットペーパーの持参を求めたたため保護者たちが激怒した事件があります

2017 年、イタリアの市民の権利を推進するNPOは、全国の学校の 47% でトイレットペーパーが不足し、64% で石鹸が不足していると報告しました。

学費は無料ですが、小学校では教科書、鉛筆、絵の本などは有料です

イタリアの学校では、9 月または 10 月に、学校は保護者に自発的な拠出金を求めることができます。これは 1 回限りの支払いであり、金額は学校ごとに異なり、州レベルでの規制はありません。

しかし、この「自発的寄付」システムの結果、裕福な学校と貧しい学校の間の溝が深まり、前者は高所得の保護者からのより寛大な寄付の恩恵を受けています。

教師は生徒のために必要な物品を購入するために自分のお金を使うことが多いといいます。イタリアの学校教師はEU内で最も賃金が低い部類に入ります。 

イタリアの公教育部門への支出は、幼稚園と小学校の生徒1人当たり7,000ユーロ、高校の生徒1人当たり最大9,000ユーロでした。しかし他のヨーロッパ諸国では​​、平均費用は学生一人当たり 10,000 ユーロです