今日の海外新聞

テック系、考古学系、市民活動系

ウクライナ戦争は世界の気候変動を深刻化させています

アメリカ経済情報IBT6/6

6月9日にドイツで開催される国連気候サミットで予定されている報告書では、「ウクライナ戦争の最初の12か月で温室効果ガスが1億2000万トンの純増加を引き起こすと試算。これはベルギーのような国の年間生産量に相当する。」と報告されています。

「戦争による排出量がこれほど大きくなるとは予想していなかった。排出量に寄与するのは戦争そのものだけではなく、破壊されたインフラの将来の再建でもある」

ウクライナで起きていることの環境コストを見てみると、二酸化炭素排出という点で言えば、あの戦争は大惨事だ」

「紛争や軍事的排出は見落とされがちだ」

今年ドバイで開催されるCOP28気候サミットでは炭素会計が焦点となるが、軍事排出量が含まれることが重要だと述べた。

ウクライナ戦争が始まって以来、排出量の純増加のほぼ半分は、戦闘で被害を受けた建物、道路、工場の予想される再建に関連している。

また、排出量の約19%は、車両内での燃料の燃焼、弾薬の製造と発射、コンクリート要塞の建設などの軍事活動に由来する

ウクライナ環境保護省は「残念ながら、ウクライナ戦争の影響は、国連気候変動枠組条約事務局が毎年作成する温室効果ガス排出量の報告書やレビューに反映されておらず、今後も反映されない」と述べた