アメリカはトランプ関税で、イタリア産パスタに91.74%の予備関税を課すと発表しました。


仮に承認されれば、関税は2026年1月に発効し、2024年にアメリカに約1200億円相当のパスタを輸出しているイタリアに大きな打撃を与えることになるのです。
こうなった経緯としては、1996年に、アメリカのパスタ生産者がイタリアの製造業者をダンピング(イタリア国内よりも安い価格でアメリカ市場で製品を販売)していると非難したことに端を発し、それ以来、イタリアの生産者は定期的に関税の対象となってきたのですが、今回のトランプ関税は現実のものとなってしまったのです


この関税危機に、ワシントンでは、イタリアの代表者たちが自らの声を届けるために積極的に活動しています。
アメリカとの関係を担当する議会代表団を率いるイタリア社会党の欧州議会議員は、アメリカの行動を「明らかに差別的」だと非難しています。

