この禁止措置により、イギリスはフランスやベルギーに続き、使い捨て電子タバコを禁止する法律を制定する欧州初の国の一つとなります。


イギリスでは毎週推定820万本の使い捨て電子タバコ(毎秒13本に相当)が廃棄されています。
イギリス政府は、使い捨て電子タバコの販売禁止措置の理由として、使い捨て電子タバコの廃棄は「環境と野生生物に甚大な悪影響を与える」と述べ、使い捨て電子タバコ製品に使用されているプラスチックは「自然界で完全に分解することはほぼ不可能」であると言います


イギリス政府は、「この禁止措置は、若者の電子タバコ使用の増加を抑制することにも役立つだろう」と政府は述べています。
近年、電子タバコの使用は急増しており、公衆衛生慈善団体「喫煙と健康に関する行動」が昨年実施した調査によると、イギリスでは推定560万人が電子タバコを使用しています。
「電子タバコを使用する子供の半数以上が、『使い捨て』モデルを好んで使用していると報告している。」といい、不適切に廃棄された使い捨て電子タバコの電池はゴミ収集車や廃棄物処理施設に引火する恐れがあると付け加えています
大手電子タバコメーカーは、この変化を予測して、法律 の施行に先立ち自社の製品ラインを適応させ始めています。使い捨て電子タバコは、禁煙を目指す若者の間で人気を博していますが、洗練されたデザイン、鮮やかなパッケージ、そして甘いフレーバーはティーンエイジャーにも魅力的です。10月に発表された英国国民保健サービス(NHS) によると、英国の中等学校の生徒のほぼ10人に1人が「頻繁に」ベイプを使用しており、11歳から15歳の4分の1が使い捨て電子タバコを使ったことがあると回答しています。