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スペイン バチカンは建築家ガウディを聖人にする準備をはじめました

フランス衛星ニュースeuronews4/14

バチカンのフランシスコ法王は、バルセロナサグラダ・ファミリアの設計で「神の建築家」として知られるアントニ・ガウディの「英雄的美徳」を認める法令を承認しました。


ガウディは一般信徒であったにもかかわらず、ローマ教皇庁は彼が設計したサグラダ・ファミリア教会への埋葬を許可しました。現在、ローマではガウディが聖人になるための列福手続きが進行中で、ローマ教皇庁法廷は彼に関連する奇跡的な出来事があったかどうかを審理する必要があるのです。

カトリック教会では、聖人になるための段階は、まず神のしもべとなり、次に尊者となり、祝福され、最後に聖人となるのです。

スペインの調査ではガウディへの信仰のおかげで視力を取り戻したと主張するレウス出身の女性の事例や、ガウディを知る人々の証言を記した伝記が、このいわゆる神聖さを裏付ける証拠となっています


教会法協会によれば、ガウディは「信仰の証人、信仰の人、偉大な自然観察者、そして優れた建築家であり、近代建築の普遍的な人物となった。この分野への彼の貢献は、既存の様式を打ち破った。彼が生涯にわたって示した信仰の証は、彼の最高傑作であるバルセロナサグラダ・ファミリアに反映されている」と評されています

2010年にスペインを訪問した教皇ベネディクト16世は、サグラダ・ファミリアの奉献式で、ガウディを「人間の良心とキリスト教の良心、この現世での存在と永遠の生命への開放性、物の美と美としての神との間の当時の分裂を克服した、優れた建築家であり一貫したキリスト教徒」と定義しました