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イギリス 南極の新しい地図が意味すること

オーストラリア・テック情報newatlas3/13

英国南極調査局(BAS)は、至る所に覆われた氷と雪を取り除いた南極大陸の姿をこれまでで最も詳細に描いた地図を公開しました。


60年分のデータから得られたこの地図は,氷床を剥がして、その下の岩盤を明らかにしたもので、これまでのものよりはるかに詳細な、実際の大陸の新しい地図が完成しました。発見された地図には、南極の最も高い山々や最も深い峡谷、そして氷が最大 4,757 m(富士山は3,776m) の深さまで沈んでいる地点も含まれています。


南極の氷には全世界の淡水供給量の 70% が含まれており、その重さは、氷床の重量はなんと 24,759 兆トンです。

もし温暖化でその氷が溶けてしまうと、海水面の上昇ばかりではなく大陸全体がバネのように跳ね返り、ヨーロッパ、北米、アジアが最後の氷河期の終わりから約 12,000 年にわたって隆起してきたのと同じように、大陸全体を海から押し出すことになります。

このため、平均海面などの用語は、一見したほど単純ではなく、海洋学者や測地学者を非常に困惑させているのです