アメリカ・リッチモンド大学の研究では、気温の上昇、都市化などの人間の行動がその原因で、 世界の多くの都市、特にワシントンでネズミの蔓延が急増しています。


世界16都市の傾向を見ると、ネズミの増加数が群を抜いて多いのはワシントンで、サンフランシスコ、トロント、ニューヨーク、アムステルダムがそれに続いています。
世界16都市で減少傾向が見られた都市はニューオーリンズ、ルイビル、東京の3都市のみです。
研究者らは、これらの都市で報告されているネズミの増加について統計分析を行い、この傾向の40%強は石炭、石油、天然ガスの燃焼による気温上昇によるものだという結論に達したのです。


「最も急速に温暖化が進んでいる都市でネズミが増加傾向にあるのは、おそらくネズミが寒い時期に生理的な問題を抱える小型哺乳類だからでしょう」ネズミは1回の出産で8匹から16匹の子ネズミが生まれるのです。
研究では、ネズミは建物が密集した環境や、人間やその排泄物の近くにいることを好むのです。
