ドイツの感染症の権威コッホ研究所はアメリカのMITと協力して、マウスにおけるmRNAワクチンの有効性を単独の有効性の100倍にまで超強化する新たな脂質ナノ粒子、ナノ粒子強化mRNAワクチンを開発しました。これにより、必要な投与量を減らし、肝臓への毒性も軽減することで、大幅な節約が実現するといわれています。


従来のワクチンとは異なり、mRNAワクチンには、標的とする病原体の一部は含まれていません。代わりに、mRNAワクチンは細胞の細胞質に注入されると、細胞にCOVID-19やインフルエンザなどの病原体と戦うために必要なタンパク質を生成します。


ナノ粒子強化mRNAワクチンはこの特性を持ち高価なmRNAワクチンより、効力を高め、投与量あたりのコストを削減することで、COVID-19や他の多くの感染症と戦うための安価な方法になる可能性があります

