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カンボジア ネズミが地雷探査に貢献しています

カタール衛星ニュースaljazeera7/16

カンボジアでは、アフリカオオネズミが、カンボジアを壊滅させた地雷の探知に欠かせない存在となっています。


体長が最大45cm体重が最大1.5kgに達するこの大型のげっ歯類アフリカオオネズミは、機敏に地雷原を移動し、ほとんどの地雷や兵器の主な爆発物であるTNTを検知すると、処理者に警告するのです。

世界中で地雷探知チームの訓練と派遣を行っている人道支援団体APOPOの指導者によれば「このネズミたちと一緒に仕事をしていると、いつも地雷を見つけられます。しかも、ネズミたちは一度も見逃したことがありません」と言います


ネズミの並外れた嗅覚は、犬を使った探知チームも運用するAPOPOにとって非常に貴重な存在です。「犬とネズミは訓練しやすいので、他の動物と比べて優れています」と、APOPOの技術調査犬チームの現場監督は説明します。「犬とネズミは人懐っこく、指示も簡単に覚えるのです。」

カンボジアの国土は、30年にわたる紛争の後、ほぼ半数広範囲にわたって地雷に汚染されています。2018年時点で、東京23区の面積の約3.14倍にあたる1,970平方キロメートルの地域が未処理のままです。