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イギリス 国の経済発展指標がGDPから1人当たりエネルギー生産にかわります

イタリア・テック情報futuroprossimo4/13

GDP国内総生産 は過去のものになるようです。一人当たりのエネルギーこそが将来の真の指標です。 AI時代には、石油国は思わぬ有利性を持つようになります


イギリスに拠点を置く、国際的なエネルギー産業団体Energy Institute・エネルギー協会は、AI、ロボット、EV時代にはより多くの電力エネルギーを必要とするので、新しい時代には一人当たりのエネルギーが国の繁栄を決定する、真の未来の成長単位として浮上しているといいます

競争をリードしているのは、中国やアメリカのような大国ではなく、カタールクウェートノルウェーのような小国であり、一人当たりのエネルギー容量は、将来の支配者となる可能性を秘めているのです。


中国、アメリカは総量としてのエネルギー生産量は世界トップですが、1人当たりになると順位は完全に逆転します

1人当たりでは、中国は50位、アメリカは13位なのです。

 GDPは主に製造業が中心の経済においては意味をなすかもしれませんが、デジタル技術的なデフレによって価格が継続的に下落する世界(これまで以上にビデオ、音楽、通信を消費していますが、それらが「非物質化」されてコストがどんどん下がっています)では、GDPはますます意味を無くしているのです。

私たちがGDPや経済成長、伝統的な指標について議論を続ける一方で、将来の世界的支配をめぐる本当のゲームは、中東の油田、ノルウェー水力発電所、そして初期の原子力発電プロジェクトですでに展開されているのです。一人当たりのエネルギーをより多く持つ者が、簡単に言えば、未来を掌握することになるでしょう。