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イギリス どこでも貼り付けられるソーラーパネルがまもなく出来ます

オーストラリア・テック情報newatlas3/5

太陽光発電のイノベーターであるイギリスのPower Roll は、軽量でどこにでも貼り付けられるフィルムでかつ安いソーラーパネルの開発を、2012年から行ってきました。


Power Roll は、クレジットカードの「ホログラム」に似た「マイクログルーブ構造」をプラスチック基板にエンボス加工すること開発をすすめてきました。

シェフィールド大学の研究者と共同で、バックコンタクト形式というソーラーパネルのマイクログルーブ構造を考案しました。

バックコンタクト構造は、これまでのソーラーパネルの構造である透明導電性酸化物 (TCO) 層を通過せずに光を直接吸収できます。これにより、インジウムなどの希少で高価な材料を組み込んだ TCO が不要になり、生産コストが削減されるのです。

この製品の大きな特徴は、このソーラーフィルムが非常に軽くて簡単に貼り付けられることです。


Power Rollのソーラーパネルは、あらゆる表面に設置でき、発電のためのアクセス可能なオプションを必要とする遠隔地に輸送でき、多くの建物やスペースをこのフィルムで覆うことができるため、送電網に供給するクリーンエネルギー源がさらに増えることになります