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アメリカ フロリダ水道局はビルマニシキヘビ駆除にロボットうさぎを開発しました

アメリカAP通信9/28

外来種ビルマニシキヘビは、フロリダにあるエバーグレーズ国立公園に侵入して旺盛な食欲で在来種の小型哺乳類の95%と数千羽の鳥類が絶滅させています。ニシキヘビはフロリダ原産ではありませんが、人家から逃げ出したり、大きくなりすぎたペットとして人々に放されたりして、湿地帯の亜熱帯地域であるエバーグレーズに定着したのです。


フロリダ水道局はビルマニシキヘビ駆除に餌としてうさぎを使おうとしたのですがコストがかかりすぎるので、代わりにロボットうさぎを開発しました


このロボットは単純なおもちゃのウサギですが、熱や匂いを発し、自然な動きをするように改造されており、普通のウサギのように見えます。ロボットは太陽光発電で稼働し、遠隔操作でオン・オフを切り替えることができます。ロボットは小さな檻の中に設置され、ビデオカメラで監視されています。カメラはニシキヘビが近くに来ると信号を送ります。

ロボットウサギ1体あたりの総費用は約60万円で、水道局の資金で賄われます

 ビルマニシキヘビ駆除にはロボットうさぎの他に「フロリダ・パイソン・チャレンジ」を開催しており、捕獲したニシキヘビの個体数や、最も長いヘビの個体数などに賞金が贈られます。今年は7月に30州から934人が参加し、294匹のニシキヘビを捕獲しました。60匹を捕獲した参加者には約150万円の賞金が贈られました。