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アメリカ 暗号通貨へのハッキング被害が増加しています

アメリカ経済情報IBT10/15

仮想通貨はサイバー攻撃の矢面に立たされている業界の一つです。


2011年以来約1兆8、000億円を超える驚異的な損失をもたらし、今年だけで損失額は、なんと約3、000億円になろうとしています

2009年のビットコインの登場ではじまった仮想通貨は、本来サイバー攻撃を避けるための技術でしたが、サイバー犯罪者たちは仮想通貨そのものではなく、仮想通貨取引所を狙っています。2011年以来、仮想通貨ハッキングによる業界の被害額は約2兆円で、そのうち30.74%は192の仮想通貨取引所を狙ったものです


暗号通貨ハッキングのリストのトップにある、 Ronin Network のハッキングでは、約930億円の損失です

リストの2番目のPoly Networkは900億円を失い、ハッキングリスト3番目のBinance Smart Chainは2021年8月10日に約850億円を失っています

昨年は、北朝鮮政府の支援を受けた悪名高いサイバー犯罪グループ Lazarus が、複数のハッキングで約2、500億円という驚異的な暗号資産を盗み、自身の盗難記録を打ち破ったことも発生しています

今年、北朝鮮に関係するサイバー犯罪者らは30件のハッキングで約300億円の仮想通貨を盗んでいます。これは昨年よりもはるかに少ないですが、それでも「他の攻撃者による攻撃の10倍に相当する」金額です

2023 年に暗号ハッキングによって失われた暗号通貨の量はかなり減少しています。ただし、これは悪意のある活動の減少によるものではなく、進行中の弱気市場における暗号資産の価値の減少によるものです。