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ノルウェー 氷河が溶けて考古学の宝物が現われます

イギリス考古学情報heritagedaily9/5

研究者は、ノルウェー・ブレハイメン・Breheimen国立公園の氷河の溶解調査で、1500年前に遡るトナカイ狩りの名残を発見しました。


発見されたのは、、放射状に割った松の木で作られた完全に保存された旗の棒です。

古代の狩猟者は、トナカイの群れを所定の場所に誘導するために、列に配置された棒に旗を取り付けました。

研究者らによると、「トナカイは非常に敏感な動物で、人間のようなシルエットや動く物体を避ける傾向がある」という。旗のついた棒はトナカイを怖がらせ、待ち構えている射手の方へ誘導したとかんがえられます。

研究チームはまた、ラウヴホーの現場で氷河の沈泥の堆積物で両端が折れた矢を発見しました。溶けた氷河からの発見物のほとんどは一般に鉄器時代のものですが、この矢は約 4,000 年前に遡る先史時代の最初のものと考えられます。


「今後数年間で、後退する氷河から新しい発見ができるという見通しは、楽しみであると同時に悲しいものでもあります。氷河考古学者として、地球温暖化と氷の融解を止めるために私たちにできることはほとんどありません。私たちの優先事項は、溶けていく世界の歴史を記録することです。任務は、工芸品を救出し、未来のために保存し、過去について語ることができる物語を解き明かすことです。」