今日の海外新聞

テック系、考古学系、市民活動系

イランにある、世界遺産の古代空調

アメリカ経済情報IBT7/20

イランの砂漠の都市ヤズドでは、レンガ造りの家からは煙突のような高い塔がそびえ立ち、地球上で最も暑い都市のひとつに住む住民に心地よい風を呼び込んでいます。


ペルシア語でバドギールと呼ばれる風受け器は、夏の気温が摂氏 40 度 (華氏 104 度) をはるかに超えるイラン中部のこの古代都市で住民が開発した驚異の工学技術の 1 つです。その建築的特徴は、ペルシャ帝国が中東の大部分を支配していた 2,500 年前まで遡ると考えられています。


ユネスコは2017年にヤズドを世界遺産に登録し、この都市を「砂漠の限られた資源を生存のために賢く利用した生きた証拠」と評した

ヤズドのもう 1 つの持続可能な建築上の特徴は、地下井戸、帯水層、または山から水を運ぶカナートと呼ばれる地下水道システムです。

地下水道は水の供給源を構成し、住居を冷却し、食品を理想的な温度で保存することを可能にします。」