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オーストラリアで生物学的人工知能が開発されました

オーストラリア・テック情報newatlas7/21

オーストラリアのモナシュ大学・Monash Universityは、培養した脳細胞と電子回路を組み合わせた、半生物学的コンピューターチップ「ディッシュブレイン・DishBrain 」を開発しました。


培養した脳細胞は、80万人分の細胞が使われています。

「ディッシュブレイン・DishBrain 」は、ピンポンゲームの1人プレイができます。

「ディッシュブレイン・DishBrain 」の中心部にある微小電極アレイは、脳細胞の活動を読み取ることと、電気信号で脳細胞を刺激することの両方ができるため、研究チームは、ボールが「スクリーン」のどちら側にあるか、ボールがパドルからどのくらい離れているかを表すために、脳細胞に動く電気刺激を与えるバージョンのポンを設定した彼らは脳細胞をパドルに作用させ、パドルを左右に動かしました。

研究室で培養された脳細胞がこのように使用されたのは初めてで、世界を感知するだけでなく、世界に基づいて行動する方法も与えられ、その結果は印象的でした。

生物学的コンピューティングと人工知能を融合したこれらのプログラム可能なチップは、「将来的には、最終的には既存の純粋なシリコンベースのハードウェアの性能を超える可能性がある」と言います

DishBrain ニューロンの走査型電子顕微鏡画像

蛍光マーカーを使用して細胞を強調表示した、DishBrain 内のニューロンの顕微鏡画像


DishBrain の高度な学習機能は、特に自動運転車、ドローン、ロボットに組み込まれた場合、新世代の機械学習を支える可能性があります。これにより、「生涯を通じて学習できる新しいタイプの機械知能」が得られる可能性があると言います。

この研究には、オーストラリアの国家情報・安全保障研究助成プログラムから約6千万円の助成金を獲得したました