Google発のMagic Leapマジックリープ社は、サウジアラビアの公共投資基金が複合現実ヘッドセットメーカーにさらに約860億円の負債資金を注ぎ込んだと発表しました
Magic Leapは2018年、マジックリープ社が開発した拡張現実(AR)ヘッドセットです
競合するApple は2 月 2 日の Apple Vision Pro を発売します
Apple のデバイスと競争するのは厳しいでしょうが、Magic Leap の価格は Apple の 約50万円のデバイスに対して約48万円で、価格的には若干有利です
しかし興味深いのは、すでにマジック・リープの過半数株主であるサウジアラビアの公共投資基金が投資を倍増したいと考えていることです。フロリダに本拠を置くMagic Leapはこれまでに約6千6百億円を調達していることです。
AR活用の例としては、脳外科や脊椎外科など、外科手術のヘルスケア、複雑な手術計画などが挙げられます
前例として、2022年に発売されたオーストラリアのスタートアップ企業Medical Eyesightが開発した、眼科用ARデバイスです。イギリス規制当局から手術での使用が承認されています。Medical Eyesightを使って脳梗塞などの機械的血栓除去術を行い、脳から血栓を物理的に除去します。これは薬が効くのを待つよりも早く、早くやればやるほど、脳に広範囲の損傷を与えて機能を失う可能性は低くなります。
Magic Leap の指導を通じてそれができるようになりました。カテーテルを挿入している血管が目の前に再現され、その 3D モデルを使って人体をガイドすることができます。非常に正確であるため、2D スクリーンを使用して誘導する以前の方法論では到達できなかった脳の領域に到達できるようになりました。このレベルの精度により、高精度が必要なこれらのユースケースが可能になります。