イスラエルの最高裁判所は1月1日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相による物議を醸した司法改革の主要な部分を無効にしました
法案に反対した市民団体であるQuality Government in Israelは、最高裁判所の判決を「民主主義を求める人々にとっての途方もない国民の勝利」と述べました
ネタニヤフ首相は、ガザ戦争前に、立法府である国会が司法府である最高裁の判断を覆せるようにするという民主主義の基本三権分立を否定する法律改正を主張して、イスラエル国内で大機微な混乱を起していました
イスラエル最高裁判所は僅差の8対7の判決で、最高裁判事は「民主主義国家としてのイスラエル国家の中核的性格に対する深刻かつ前例のない損害」を理由にこの法律を無効にしました。
ネタニヤフ首相と支持者である超国家主義者や宗教政党は司法制度不満を持ち、パレスチナ地区ヨルダン川西岸の入植地建設の拡大、占領地の併合、超正統派男性に対する徴兵免除の永続化、LGBTQ+の人々とパレスチナ人の権利の制限を求めています
