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アメリカの小売店は窃盗・万引き被害の増加に苦慮しています

アメリカ経済情報IBT9/2

アメリカでは、消費者がインフレ、銀行貸出し金利上昇などで生活費に苦戦するにつれて、軽微な窃盗や組織的な万引きが増加しており、歯磨き粉、チョコレート、洗剤、消臭剤などの日用品はアメリカのスーパーでは、ますます厳重に管理されるようになってきました。


大手小売りのウォルマートとターゲット、ドラッグストアチェーンのCVSとウォルグリーンズ、ホームセンターのホームデポと履物販売のフットロッカーは、最新決算で暴力事件を含む盗難の増加に懸念を表明しました。

「今年の最初の5カ月間、当社の店舗では暴力や暴力による脅迫を伴う盗難事件が120%増加した」

「組織的な小売犯罪と窃盗全般が、多くの小売業者に影響を与える深刻な問題となっている」と述べています

全米小売業連盟の2022年小売セキュリティ調査によると、2021年だけで小売業者は全国で推定約14兆円の被害を受けました。


また、オンラインユーザーらは、集団が店舗になだれ込み、手の届く範囲にある商品を奪って逃走する「フラッシュロブ・flash rob」事件を報告しています。

警察によると、8月12日、ロサンゼルスの高級デパート・ノードストロームで、覆面をした約30人が約4000万円相当の高級品を盗み、警備員にクマよけスプレーを使用しています。