アメリカ食品医薬品局・FDA(日本の厚生労働省)は、ヨーグルトメーカーが自社の製品が2型糖尿病を予防する可能性があると主張することを許可しました
FDAは決定の理由として、ヨーグルトの摂取が2型糖尿病のリスクを軽減する可能性があるという「限定的な科学的証拠」を発見したと述べています
しかし、公益科学センターの栄養部は、「限定的な科学的証拠」ということは「証拠があまり強力ではない」ということを消費者は理解していない可能性があると述べています。
公益科学センターの栄養部の調査では、ヨーグルトの摂取と2型糖尿病の予防との間に有意な関連性は見出されなかったといいます。
FDAは、ヨーグルトラベルには「週に少なくとも2カップ(3回分)ヨーグルトを定期的に食べると、2型糖尿病のリスクが軽減される可能性がある」と明記する必要があるとしていますが、公益科学センターの栄養部は、週に3回ヨーグルトを食べるだけでは2型糖尿病を予防できる可能性は低いと言います
重要なのは、砂糖入りの飲料、加工肉、超加工食品など、2型糖尿病の発症リスクを高める可能性のある食品の摂取を制限することだと言います。健康的な体重を維持することと、全体的にバランスの取れた食事を守ることの両方が、2型糖尿病を予防するために重要であると述べています
週に3回ヨーグルトを食べるだけでは2型糖尿病を予防できるといいますが「(プレーン)ヨーグルトは特効薬ではない」とも付け加えています
FDAの決定は、アクティビアActivia,、ダノン Dannon 、オイコス Oikosなどのブランドでヨーグルトを販売するダノン・ノース・アメリカを代表して提出された請願に応じたものです。