早期に嗅覚を失うとアルツハイマー病のリスクが高まる可能性があることが研究で判明しました。
シカゴ大学のマシュー・グッドスミス博士は「嗅覚を失うという症状は、病気にかかりやすい遺伝子を持っている人によく見られ、この遺伝子を持つ人は、持たない人に比べて、高齢になって嗅覚を持つ可能性が37パーセント高い」そうです
「嗅覚を失うという症状は、特に認知症のリスクのある人を病気の初期段階で特定することができる可能性があります。」
この遺伝子を持つ人々は、65歳から69歳にかけて嗅覚が低下することがわかりました。
イギリスでは、現在約94万4,000人が認知症を抱えており、専門家らはその数が20年末までに100万人を超えると予測しています。
研究者は「これらの関係の根底にあるメカニズムを特定することは、神経変性における嗅覚の役割を理解するのに役立つでしょう。」と述べています。