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イタリア 観光客のマナーの悪さあれこれ

アメリカCNNニュース7/1

世界はイタリアに魅了されており、イタリアのライフスタイルはこの国のトレードマークです

しかし、イタリアへの観光客のマナーの悪さは度をこしはじめています。

・1972年にミケランジェロピエタ彫刻がハンマーを持ったハンガリー人に襲撃された

・6月には若い観光客がコロッセオの壁に自分とガールフレンドの名前らしきものを彫っているところのようすが動画投稿されました

・2022年6月、2人のアメリカ人観光客がローマのスペイン階段でスクーターを押して投げ落とし、約400万円相当の損害をだしました。

・2023年1月には、サウジからの観光客がレンタルした高級スポーツカー・マセラティを運転してトラバーチンの階段を下り、階段のうち2つを壊しました

・2022年8月には2人のオーストラリア人がヴェネツィア大運河でサーフィンをし、5月にはアメリカ人が14世紀のアルセナーレのランドマークの横で 裸になって泳ぎました。

ヴェネツィアにきた観光客は、定期的に、市内の下水道システムを兼ねたユネスコの保護下にあるヴェネツィア運河で泳ぎます

・2022年8月には、オーストラリア人が原付に乗って古代ローマポンペイ遺跡を巡ろうとしました。

ウフィツィ美術館の外のベンチが 16 世紀に手彫りで作られたという事実をしらず、彼らは座って食事をし、多孔質の石にソースを塗りつけますが、すぐに汚れてしまいます

・2022年1月から10月までに観光客がヴェネツィアの記念碑を汚す事件が46件発生した。

「時々ヴェネツィアは都市として見なされないことがあります。観光客はそこがビーチであるかのように行動します。」

「長年にわたり、多くの観光客は『イタリアにはルールがない』と言ってきました」

「友達と一緒にいると、危険な変化が起こる可能性があります。自分がそうしていることに気づかないかもしれませんが、グループにいると、全員が熱意に巻き込まれます。」

しかし、未来は少し明るく見えるかもしれません。2023年4月、政府は法案を提出した。この法案が成立すれば、美術品や景観、ランドマークに損害を与えた者には懲役を含むさまざまな罰則が科せられることになる