アメリカ政府は6月26日水曜日、イタリアのアニメ会社が、北朝鮮の国営アニメスタジオと取引したことで対北朝鮮制裁に「明らかに違反した」として、約九千万円を支払うことに同意したと発表しました。
イタリアの大手アニメ会社Mondo TVは、2019年5月から2021年11月の間に北朝鮮の国営アニメスタジオSEKにアニメ制作外注し約九千万円を送金しました
専門家によると、アニメ業界では西側企業からの北朝鮮アニメ制作会社への外注は、北朝鮮政権の重要な収入源になっているといわれています
北朝鮮国営アニメスタジオSEKは、複数のアメリカ銀行に口座を持つ中国と米国の「第三者企業」を利用したマネーロンダリングを行っていたといいます。対北朝鮮制裁を軽視していました。
イタリアのアニメ会社は外注先が北朝鮮の企業と知っていて取引を行っていました。この会社の人気アニメは「Sandokanサンドカン 二頭の虎」という冒険番組でこの作品は北朝鮮外注でした
北朝鮮はロシアと並んで、世界で最も厳しい制裁を受けている政府の一つです。しかし専門家によると、北朝鮮のアニメ産業は独裁政権にとって重要な収入源となっているのです。
北朝鮮のコンピューターサーバーで発見された 大量のアニメスケッチは、 北朝鮮のグラフィックデザイナーらがアメリカのアニメスタジオに素性を知られることなく、それらの制作に協力していた可能性を示唆しています。文書を分析した専門家らは、中国の労働者も外注作業に関わっていた可能性があると語っています
