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NASAの「食のフロンティア」ディープ スペース フード チャレンジ

アメリカ産業情報northamericaoutlook

NASAはカナダ宇宙庁との共同企画で「ディープ スペース フード チャレンジ Deep Space Food Challenge」という賞金総額2億円の宇宙食のコンテストを立ち上げました


コンテストの目的は、火星への有人飛行が将来可能になる可能性があり、火星までの移動時間は9か月となるため、栄養価の高い食糧生産は不可欠な要素です。この「食のフロンティア」イノベーションは、地球上の食料源に広範な影響を与えると同時に、植民地化の可能性を促進するという点で火星の農業にも利益をもたらすでしょう

この「食のフロンティア」は、astronauts宇宙飛行士をもじってgastronauts美食家といわれています


優勝者は、昆虫を粉末状にし、さまざまな料理に利用できる技術を開発した、アメリカのDeep Space Entomocultureです。賞金1500万円です

2位は、宇宙食として適した植物を研究したアメリカのFar Out Foodsです。賞金は700万円

3位は、宇宙環境でもおいしく食べられる宇宙食を開発したアメリカのHefvinで、賞金は350万円でした




ヒューストンのジョンソン宇宙センターとフロリダのケネディ宇宙センターの専門家は、長寿に関するプロジェクトを支援する生物医学慈善団体であるメトセラ財団と提携して、このコンテストを支援しています。  

さらに、この計画は作物の危機を迎えている地球(世界の地域ではすでに食料不足に直面しており、人口の8億2,800万人もの人が次の食事をどこから調達するかわからない状態にあります)で持続可能な食料源を作り出すために、NASA は深宇宙チャレンジを拡張して地上の食料不安問題に取り組んでいます。