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宇宙でガン研究を行う企業が増えています

アメリカ・ビジネス情報IBT5/25

今年のダボス会議で、ヨーロッパ初の商業用がん専門研究所 開設を発表したドイツのスタートアップ企業SPARK Microgravity は、バイオ宇宙スタートアップ です。


SPARK社は、宇宙空間での製薬・がん研究を自動化するエコシステム・
BIOBOX を開発 しており、5月には宇宙での乳がん細胞株 を使った研究を開始しました

現在、複数の製薬会社や研究機関が宇宙に拠点を持ち、タンパク質結晶化だけでも500件以上の宇宙実験が行われており、開発や試験の一部が宇宙で行われた承認済みの医薬品もいくつかあります 

世界的な製薬会社Merck の、世界的ベストセラーであるがん免疫療法薬「キイトルーダ(Keytruda)」の皮下注射製剤の開発において、10年以上にわたる国際宇宙ステーション(ISS)でのタンパク質結晶化実験の成果です。



 

韓国のヘルスケア投資会社Boryungは世界的なヘルスケアコンテスト を開催しスタートアップ企業支援を行っています

宇宙で行う理由は、地球上では、重力によって実験室での癌細胞の増殖が歪められてしまうからです。宇宙での研究は、癌発生の各段階における細胞レベルでの現象を理解するための前例のない機会をもたらし、新たな治療法の開発につながる可能性を秘めているといわれています。  

実際、がん治療薬の試験管内試験は、実際のがん治療における効果を正確に反映していないことが多く、そのため約90%の薬剤がヒト臨床試験の段階に達する前に失敗に終わっているといわれています

バイオ宇宙スタートアップとしては、アメリカのHelogen も製薬・がん研究を自動化するエコシステムを開発しており、Helogen社は世界で最も古い「がん専門」の民間病院・研究機関 Memorial Sloan Kettering 癌センターと提携しています

宇宙空間の微小重力は、私たちに異なる生物学的視点を与えてくれます

宇宙空間では、放射線の強度が十分に低いため、細胞がどのように自己修復し、DNAを再編成するのかを実際に観察することができます 

研究者にとって、健康な細胞が異常をきたし始めるまさにその瞬間を垣間見ることができる貴重な機会となるのです

国際宇宙ステーションでの20年にわたる実験では、これらの軌道上の腫瘍は、研究者が通常使用しなければならない人工的な足場を使わなくても、地球上の腫瘍よりも大きく複雑な球状体を形成することができ、システム全体が機械的に歪められないため、よりクリーンなゲノムデータが得られることが示されているのです。