NOAA(アメリカ海洋大気庁)気候予測センター は、高温異常気象の原因となるエルニーニョ現象を調査分析しています


今回発見された、エルニーニョ現象を引き起こす要因といわれるケルビン波Kelvin waves はこれまでになく巨大で、西太平洋から南米西岸まで、約14,500キロメートルの距離にわたって 活動しているもので、他の海域に比べて平均水温が高 く、ケルビン波は、西太平洋の過熱した海水を東太平洋へと押し出す西風の突発的な変化など、風力の急激な変化によって発生するのです。この風の変化によって、暖かい海水が通常よりもはるかに太平洋の奥深くまで広がり、世界中の気象パターンを混乱させるエルニーニョ現象を引き起こすのです。


専門家は、1997年以来、このような事態は起きていない といいます
記録に残る最初のスーパーエルニーニョ現象は1877年に発生し、世界中で広範囲にわたる干ばつと飢饉を引き起こし、推定5000万人が死亡した壊滅的な出来事となりました。
2015年から2016年にかけて発生した最新のスーパーエルニーニョ現象は、気候異常を引き起こし、ジカウイルス、コレラ、ハンタウイルス、チクングニア熱、さらにはペストといった疾病の発生の直接要因となりました。
今回のエルニーニョ現象がどれほど深刻な影響を与えるかはまだ分からないといいますが、世界の海水温が10年前よりも大幅に上昇していることを考えると、事態は深刻になると予想しています。

