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オランダ 古代ローマのボードゲームの謎が、AIで解けました

オーストラリア・テック情報newatlas

1984年にオランダの古代遺跡コリオヴァルムから発掘された石灰岩の板は、ローマ史研究者にとって謎めいた存在でした。


この石片は何らかのボードゲームだったと考えられていたのですが、当然ながらそれを裏付けるルールブックは発見されていませんでしたので、どういうゲームなのかは謎でした。

オランダのマーストリヒト大学 Maastricht University が率いる国際研究チームは、オランダのヘールレンにあるローマ博物館と修復スタジオ「レスタウラRestaura」と共同で、3DスキャンとAIを用いて、これまで誰も解明できなかったこの謎めいたゲームのルールを解き明かしたのです。

研究では、世界中の人々は少なくとも青銅器時代(紀元前3000年頃)からゲームを楽しんできたことがわかっています。


研究者は「この石には、表面をゲームの駒が滑った跡と一致する幾何学模様と摩耗が見られ、これは他の目的ではなく、繰り返し遊ばれたことを強く示唆しています」

研究者は2体のAIボットに、石灰岩に刻まれた盤面のデジタル版をプレイするようにプログラムしました。

Ludiiと呼ばれるこのAIシステムは、2体のボットを対戦させ、スカンジナビアのハレタヴルやイタリアのジョコ・デッロルソといった古代のボードゲームのルールセットをボットに学習させていますその際、歴史上知られている100種類以上の異なるルールセットを適用しました。

AIプレイヤーはこれらのゲームそれぞれに1000回ずつ挑戦したことで、あるパターンが浮かび上がりました。他のゲームに存在した9つの「ルール」が、この謎めいたルールと一致していたのです。


「AIによるシミュレーションゲームと考古学的手法を組み合わせてボードゲームを特定したのは今回が初めてです」「これは、現存する文献や美術作品から知られているものとは似ていない古代のゲームを理解するための、考古学者にとって有望な新しいツールとなるでしょう。」