アメリカとカナダには数十もの「アテンション・アクティビズムattention activism注意解放運動」グループが存在し、この運動はスペイン、イタリア、クロアチア、フランス、イギリスでも多く発生しています。


この運動は、スマートフォンからの解放、スマホ・オフライン運動です。
参加者達は、自主的に思い思いに集まり、スマホを金属製のザルに入れて、2時間読書や絵を描くこと、会話をすることなど、スマホ画面を見つめること以外のことをするのです
初めて参加する人は、しばらく自分のスマホを見つめそれからスマホを置き、しばらく自分の手のひらを見つめそして、隣の人の手のひらを見つめる体験をします。
この体験は、私たちの世界を席巻しているきらびやかな小さな画面ではなく、現実の生活に注意を払うことの重要性を改めて認識させることを目的としているそうです。


この運動は小さなものですが、文化的な変化は小さなことから始まるものであり、多くの人が「human fracking・IT企業がアルゴリズムを駆使して、人間の脳から「関心」を絞り出す手法」と呼ぶものに対する反乱は拡大しつつあるようです。
この運動には、ソーシャルメディア、クリックベイトニュース、メール、インターネットブラウザ、その他不安を煽るような無限のフィード」といった機能が一切ないガラケーの利用も含まれています


運動参加のきっかけとして、あげられるのが「コンサートでは、観客全員が音楽に没頭するのではなく、スマホでコンサートを撮影しているように感じた」ということです。
デバイスがないことで、ある種の精神的なゆとりが生まれることが多いのだそうです
ベストセラー『セイレーンの呼び声The Sirens' Call:注意力が世界で最も絶滅の危機に瀕した資源となった経緯』と同様に、彼の著作は、人々がスクリーンから離れ、人生に注意を向けるよう呼びかける、増え続ける文献群の一部となっています。
