美術界 最大の謎が解明されました。バンクシーBanksyの正体は、イギリスのブリストル出身の眼鏡をかけた中年男性、ロビン・ガニンガム Robin Gunninghamであることが明らかになったのです。


ロイター通信は、自社の大規模な調査で明らかになったといっていますが、多くの人は、 2008年にはすでに イギリスの大衆紙「メール・オン・サンデー Mail on Sunday」が報じており、長年公然の秘密だったといいます
世界中で大きなニュースとなったこの暴露が、彼の作品とその価値にどのような影響を与えるかは、依然として不透明です。


匿名性を好むのは、バンクシーBanksyだけではなく、芸術の世界では匿名性が長らく重んじられてきたことも理由の一つだと、ニューヨークの匿名ストリートアーティスト、ジャークフェイス Jerkfaceはいいます。

かつてバンクシーBanksyの作品は莫大な金額で取引されていました。2021年には、3年前にオークションで一部が自壊した絵画「Love is in the Bin」が、驚異的な約40億円で落札されていますが、正体が暴露されたことで、美術市場ではバンクシーの作品の価値はすでに下落傾向にあると考えていわれています。
ジャークフェイス Jerkfaceは言います、「あらゆる創作分野を見渡すと、視覚芸術は、自分の身元を明かす必要なく表現できる数少ない分野の一つだ」「こうしたアーティストを高く評価する人々は、仮面の裏にいる人物を知りたくない。それは神秘性を損なってしまうからだ。」「バンクシーの正体が明らかになったことに、本当に失望している。まるでプロレスは本物ではないと誰かに告げるようなものだ。彼らは既に知っている。詳細な証拠を求めているわけではない。」
専門家は「匿名のアーティストの記憶、そしてその背後にある謎を、後世に残したかったのです。バンクシーは多くの人々にとってスーパーヒーローのような存在です。人々はそのおとぎ話を信じたいと思っていましたが、今、その物語は幕を閉じました。」「匿名で謎めいたアーティストであることは彼のペルソナの一部だったが、同時に法執行機関に発見されるのを避けるための現実的な手段でもあった」といいます
「私たちは本能的に神話に惹かれるものであり、匿名の人物は興味をそそり、文化的物語を生み出し、それによって認知度と意味の両方を高めることができる。」
専門家によると「匿名性は「内気」と生涯にわたって写真に撮られることを避けてきたことの副産物だと語った。人々はしばしばそれを「不可解」に思うが、匿名性によって「より自由」に感じる」といいます。
グラフィティアーティストの匿名SAMOとしてキャリアをスタートさせたジャン=ミシェル・バスキアのように正体がわかっても評価され続けてた例もまれにあります
