スイスとフランスの地下にまたがって長約27km の円形トンネル、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)は、宇宙や物質の「いちばん基本的なしくみ」を調べています


素粒子(これ以上こまかくできない、物質や力の最小単位)を驚異的な相対論的速度で衝突させ、懐中時計をジェットエンジンに放り込んだように粉々に吹き飛ばすには、膨大な電力が必要です。年間750GWhもの電力を消費する巨大な装置です。


これまで、この熱は蒸発冷却塔を通じて大気中に放出されていたが、CERN の新しい計画では、大型ハドロン衝突型加速器ビューティー (LHCb) 実験と呼ばれるものを通じて、施設の環境特性を改善しながらこの廃熱を有効活用することになっています
このしくみで、地域内の数千戸の住宅と商業施設に熱を供給するようになるそうです


規模は小さいですが、茨城県・東海村にJ-PARCというERNのLHCと同じく「陽子」を使う大型加速器があります