アメリカ、ラトガース大学、ヒューストン大学の研究で、細胞膜の微小振動が電流を発生させていることを実証しました


すべての生物の細胞を囲み、細胞の内と外を隔てる薄い膜である細胞膜、最近まで、生物学者はこの膜を主に受動的なバリアとして捉えていました。しかし、その見解は着実に揺らいでいます。
研究者は「細胞は受動的なシステムではなく、タンパク質の活性やATP(すべての植物、動物、微生物の細胞内に存在するエネルギー貯蔵・放出物質)の消費といった内部の能動的なプロセスによって駆動される」といいます
生きた細胞は止まることがありません。細胞はエネルギーを絶え間なく燃焼し、運動に方向性と持続性があれば、活動し続けるのです
実際の生きた細胞内での膜の曲がりが、有用な電気信号を生成できることが実証されたのです。生命は、少なくとも部分的には、体を曲げることによって自らの力を発揮しているのかもしれません。


この考えは生物学の枠を超え、新たな材料の創出につながる可能性を秘めています。エンジニアたちは既に、エネルギーハーベスティングやコンピューティングに関するアイデアを生体システムに求めています。能動的なフレクソエレクトリック膜は、微小な動きを直接電気エネルギーに変換する材料の青写真となる可能性があります。

