12月6日、バチカンが1世紀以上所有していた、カナダの先住民・リルワット族、ツァートリップ族、チルコティン族、イヌビアルイト族などの62点の文化遺産がカナダに返却されました。


この感動的な帰郷は、カナダの教会が運営する寄宿学校で行われた先住民にたいする虐待についてフランシスコ法王の歴史的な謝罪の直後、死去する前に支持されていた先住民リーダーたちのたゆまぬ3年間の運動の集大成です。
文化遺産には、珍しいイヌイットのアザラシ革カヤックなど、60点以上の貴重な文化遺物が入っていました。これらは1世紀以上前に先住民、イヌイット、メティスのコミュニティから持ち去られ、それ以来バチカンの美術館や金庫に保管されてきたのです。これらの遺物は、1925年に開催されたバチカン宣教博覧会で展示するために初めてローマに運ばれたものです。


カトリック教会の先住民族の遺物のコレクションは、文化的慣習を禁止し、「子どもの中のインディアン性を抹殺する」ことを目的とした教会運営の寄宿学校への強制的な通学を定めた法律によって、カナダの先住民族のアイデンティティが消し去られようとしていた時代に集められたものです。
先住民の皆さんは「カナダと世界の両方で、カトリック教会と先住民族との関係を再構築する土台を築くことになるだろう」と述べました。


今後は、カナダ歴史博物館で調査され、その後先住民の指導者らが新たな収蔵先を見つける予定だといことです
