AIは、従来の飲食・サービス業界のスキルを持つ人にとっては、確かに理解しがたい概念です。とはいえ、AIは今後も定着し、飲食業界のあらゆる側面に浸透しつつあります。飲食業では、現時点でAIが最も大きな可能性を秘めているのは労働モデルであると言われています。


多様なメニューのジャック・イン・ザ・ボックスJack in the Boxとメキシコ風料理のタコベルTaco Bellが、このこの分野の2つのリーダーです
タコベルTaco Belの経営者は新しいモデルの導入に前向きです。これまでは、新しいシステム導入すると現場は結果を調整(直感に頼り、顧客層を熟知しているため、常に調整を続けていました)しがちで、その背後にある「なぜ」を理解することに重視がおかれていませんでした。
AI導入後は細かいデータをもとに、AIモデルが示した予測はこうで、このままにしておくと食材費はこうなるということを示すよう努めています。


Jack in the Boxは「現場は経営数値に追いかけられてばかりだが、AIテクノロジーによって労働力配置を最適化できる可能性に期待しています。AIのおかげで、労働によるコスト削減から、売上と利益をどのように増やすかについての議論が活発化しています」「目標は、たとえ人件費の増加があったとしても、深夜シフトの人員を増やせば収益性が向上することをゼネラルマネージャーに示せるようになることです。」といいます
ジャック・イン・ザ・ボックスとタコベルはどちらも深夜営業の強力なブランドであるため、夜行性の顧客に一貫した体験を提供するためには、こうした精度が重要です。
テクノロジーを活用してコストを最適化し、適材適所、適時配置したいと考えています。テクノロジーを活用して売上高の成長を促進すること、それが飲食業の目標です。
人件費を削減することで到達できるのではなく、AIでむしろ異なるアプローチを取ることで実現できるのです。飲食業は依然として人材ビジネスに携わっているのです。

