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エチオピアで捨て犬の保護活動を行う女性たち

アメリカAP通信10/13

エチオピアの首都アディスアベバは、経済の成長に伴い近代的都市化が進んでいます。その変化が、捨て犬の増加を招いているのです。

アディスアベバの立ち並ぶタワマンではペットは許可されないので、犬の元飼い主達は新しい住宅に引っ越のため、犬を捨てているのです。


さらに
エチオピアでは、「犬は人間のために働く動物なので、世話をするペットではない」という考えが一般化しているのです。

また行政は、狂犬病などの病気の蔓延に懸念を示しており、住民が噛まれる事件を受けて、ここ数カ月、主要イベントを前に野良犬数千匹を毒殺して批判にさらされています。

犬の保護活動を行う女性は、エチオピアでは多くの人が犬を大切に扱わず、不都合になると捨ててしまうといいます。「エチオピアの社会は理解してくれません。『犬はお腹が空いているのか?感情はあるのだろうか?』と彼らは言います。犬が食べようが食べまいが、気にしません。病気だろうが、気にしないのです」


犬の保護活動を行う女性
Feven Meleseさんは、音楽の学位を持つ29歳です。彼女は、アディスアベバの郊外にエチオピアでは珍しい保護施設を設け、そこで40匹の犬に餌と寝る場所を提供するとともに、毎週路上で約700匹の犬に食事を与えています。過去2年間で300匹以上の犬に新しい飼い主を見つけたといいます