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アメリカ 議会トイレ格差をめぐる全米女性議員の戦い

アメリカAP通信7/27

公共の建物において、男女を問わずトイレの利用を義務付ける連邦法はありません。約20州では、建物に設置すべきトイレの数を規定する法令がありますが、州議事堂などの歴史的建造物は例外となることが多いのです。


アメリカ各州の議会施設は、1920年の女性参政権が認められる以前に建設された建物が多いため、近年でも女性議員専用トイレが少ないのです

そのため、トイレの男女平等問題は滑稽に思えるかもしれないが、その影響は不快なほど膀胱がいっぱいになること以上の深いところにあります

現在、ケンタッキー州議会議事堂3階には、上下両院が入居しており、女性用トイレはわずか2つしかありません。138人の州議会議員のうち41人を占める女性議員は、長時間にわたる本会議中に休憩を取る必要があり、重要な議論や重要な採決を見逃すリスクを覚悟しなければなりません。


男性議員たちは、もちろん複数の男性用トイレがあります

ジョージア州では議事堂改修工事でやっと、トイレのアクセス拡大が優先事項だとして、一般観覧席のある4階に女性用トイレを導入するほか、米国障害者法(ADA)に準拠するため、議事堂全体にトイレを増設することになりました

現在、1859年建設のテネシー州議事堂には、上院と下院の間に女性用トイレがありますが、階段の下の狭い廊下にあるため、ハリー・ポッターのクローゼットのような寝室に例えられ、個室はわずか2つしかありません。男性用トイレには小便器と個室がそれぞれ3つずつあります。


アメリカ最古の州議事堂であるメリーランド州議事堂は、当初は人種差別撤廃法が施行されていたため、トイレは白人男性専用でした。女性用トイレは1922年以降に増設されましたが、女性公職者の増加に対応するには不十分でした。

ネブラスカ州議会は一院制でしたが、女性上院議員専用のトイレが設けられたのは1988年でした。女性専用トイレがない長い間は、女性議員がトイレを使用する間、州警察の警官にドアの警備をしていました

この問題は州議会議事堂に限ったことではありません。アメリカ議会議事堂で、女性議員用のトイレが初めて設置されたのは1962年でした。女性上院議員用のトイレは1992年に開設されましたが、下院が女性議員用のトイレを開設したのは2011年になってからでした。現在、国会議事堂の女性用トイレに設置されている銘板には、次のように書かれています。「かつて黄金のドームの下で自然の摂理が求められたなら、私たちは席から飛び降りてホールを駆け抜けなければならなかっただろう。…そしてアリー氏が再びマイクを手に取り、自然な欲求を押し込めたおかげで、私たちはもう不安に駆られたり、身をよじったり、パニックになって足を組んだりすることはなくなった。」と