今日の海外新聞

テック系、考古学系、市民活動系

イタリア 鶏肉のとりすぎはガンのリスクを高める、という研究

イタリア・テック情報futuroprossimo5/4

鶏肉と胃腸がん。20年間にわたるイタリアの研究から憂慮すべき相関関係が浮かび上がってきました。


鶏肉は、常に、赤身の肉、つまり「悪い」肉、管理すべき肉とは区別される健康的な雰囲気を漂わせてきました。ダイエットを試したことのある人なら誰でも知っていることですが、動物性タンパク質に関して言えば、鶏肉は常に減量と健康法の守護聖人でした。

イタリア国立消化器病研究所の研究では、週に300グラム(4人前相当)以上の鶏肉を食べると、胃、腸、膵臓に影響を与えるものを含む11種類の消化器がんのいずれかで死亡するリスクが2倍になることがわかりました。


それだけでなく、鳥肉の過剰摂取は、全体的な死亡確率を27%増加させることに繋がっていることがわかりました

鶏肉がこの研究で非難を浴びているという事実は、栄養学の世界における一種のコペルニクス的転回を意味しているのです。

栄養士たちは何十年もの間、赤身の肉より脂肪分が少なく健康的だと考えられている鶏肉に置き換えることを推奨してきたからです

一見無害に見える鶏の胸肉について、もう一度考え直す時期が来ているのかもしれません。

一方、菜食主義や植物ベースの食事は、大腸がんなどの消化器がんを含むがんの発症リスクを低下させるという証拠が増えてきています