アメリカではトランプ政権になってから、これまで以上にLGBTQに反対する風潮が活発化しています


裁判にかけられる絵本は「王子と騎士・Prince and Knight」です。内容は、王子がドラゴンを投げ縄で捕まえ、輝く鎧をまとった騎士を死の淵から救った。しかし王子は足を滑らせ、転落する。騎士と馬は、王子に恩返ししようと駆け寄り、そして二人の男は恋に落ちるという、LGBTQのキャラクターが登場する内容です。


宗教上の理由で反対するメリーランド州のLGBTQに反発して結成された保護者団体「キッズ・ファーストKids First(トランプはアメリカン・ファースト)」は、その本を使用する小学校の授業に子供たちを入学させたくないと考えて裁判を起こしています。
日本で言う地方裁判所は、この本を採用する教育委員会を指示しています。教育委員会の弁護士によると、これらの絵本は白雪姫、シンデレラ、ピーターパンといった古典作品と同じテーマを扱っているということで、裁判所に支持されているといいます
しかし近年、宗教差別の主張を繰り返し支持してきた保守派判事が多数を占める最高裁では、判決結果は異なる可能性があるのです。


一方、昨年度に1万冊以上の本が禁止されたと報告した作家団体「ペン・アメリカ Pen America(日本で言うペンクラブ)」は、裁判所への提出書類の中で、保護者らが求めているのは「別の名前で憲法上問題がある本の禁止」であると述べています。「学校は、世界がなぜ違うのか、そしてどのように違うのかを学ぶ場所です」といいます
海軍兵学校の図書館からはイーロンマスクの団体によって、ホロコーストや公民権運動、黒人作家の図書などが撤去されています
