アメリカにはボイス・オブ・アメリカ: Voice of America・VOAという国際放送局がありました。この放送局は太平洋戦争時の対日本向けに創られ近年は、主に対中国向けに、中国の政策を非難する放送を行っていました。


中国政府にとっては、ボイス・オブ・アメリカ: Voice of America・VOAは中国の世界戦略上、最も厄介な存在でした。
トランプとイーロンマスクは、その対中国向け放送は意味がないとして、閉鎖を決定しました。
この決定は、中国の対アメリカとの情報戦で優位に立てるきっかけとなるとして、トランプとイーロンマスクを賞賛しました。中国の民族主義者や国営メディアは喜びを抑えきれない様子です。
共産党が運営する好戦的な新聞環球時報の元編集長で著名な民族主義評論家の胡錫進氏はこれを「本当にうれしい」「大笑いしちゃったよ!」と、中国のFaceBook微博(ウェイボー)への投稿で叫んでいます。彼のフォロワーは2500万人といわれています。


中国のネット上ではトランプ氏を「中国建国者トランプ」と称し「ありがとう、川建国同志(トランプ)とイーロン・マスク。どうかお気をつけて、安全にお過ごしください」との声であふれています


ホワイトハウスは3月15日の声明でトランプ大統領の大統領令を擁護し、「この大統領令は、納税者が過激なプロパガンダの犠牲になることがなくなることを保証するものだ」と主張していますが、中国は世界に向けて自国のメッセージを広めることにやっきで、習近平国家主席の指揮の下、西側諸国の言説が世界を不当に支配しているとして中国の「言論の力」を獲得する取り組みの一環として、国営メディアの影響力と到達範囲を大幅に拡大しています。

