ロンドン大学の研究者らは、社会経済的地位やその他の要因を考慮した後、タバコ1本あたりの寿命の短縮は男性で約17分、女性で約22分であると推定しました
つまり、1日に20本入りのタバコを1箱吸うとすると、「1本あたり20分で20本吸うと、1箱あたり約7時間の寿命が失われることになる」ということです
喫煙率は1960年代から減少している ものの、喫煙は依然としてアメリカでも予防可能な疾病および死亡の主な原因であり、毎年48万人以上の米国人を死に至らしめているのです。しかし、アメリカ疾病予防管理センターCDCによると、40歳までに禁煙すれば、喫煙関連の疾病で死亡するリスクを約90%減らすことができるといいます。
別の研究では、喫煙は人の免疫系に短期的、長期的な影響を及ぼし、感染症、がん、自己免疫疾患を発症するリスクにさらす可能性があることが判明しています。この研究では、喫煙量が多いほど免疫反応が変化するということも判明しています。
研究に参加した喫煙者が喫煙をやめると、免疫反応はあるレベルで改善しましたが、完全に回復するまでには何年もかかったといいます。